2023年01月19日 13:13
第5章 (コリンフ後書)
1 蓋我等知る、我等の地上の幕屋壊るる時は、我等に神より賜ふ所の住居あり、手にて造られざる屋、永遠にして天に在る者なり。
2 此に由りて我等歎息し、深く我等天よりする屋を衣んと欲す。
3 第願はくは衣たる後にも、仍裸ならざらんことを。
4 蓋我等は此の幕に居り、重きを負ひて歎息す、脫がんと欲するに非ず、乃衣んと欲するに因る、死の者は生命に呑まれん爲なり。
5 此の事の爲に神は我等を造り、亦我等に神゜の聘質を與へたり。
6 故に我等恒に勇む、我等身に居る時は主より離れたるを知る。
7 蓋我等は信を以て行く、觀るを以てするに非ず。是の故に我等勇みて、むしろ身を離れて、主と偕に居らんことを望む。
9 是を以て我等或は内に居り、或は離るとも、彼の喜を爲さんことを勉む。
10 蓋我等皆ハリストスの臺前に立つべし、各人が其身に居る時行ひし事、或は善、或は惡に応ふ所を受けん爲なり。
11 故に我等主の畏るべきを知りて、人々を諭す、我等は神に顯明なり、爾等の良心にも顯明なりと信ず。
2 我等復己を爾等に薦めず、乃我等を以て誇るべき機會を爾等に與ふ、爾等が、貌を以てし、心を以てせずして誇る者に答ふるを得ん爲なり。
13 蓋我等若し狂せば、是れ神の爲なり、若し謙らば、是れ爾等の爲なり。
14 蓋ハリストスの愛は我等を勵ます、我等若し一人衆に代りて死せば、衆已に死せるなりと忖るが故なり。
15 然るにハリストスは衆に代りて死せり、生くる者は既に己の爲に非ず、乃彼等に代りて死して、復活せし者の爲に生きん爲なり。
16 故に我等今より後、肉體に依りて何人をも識らず、曾て肉體に依りてハリストスを識りたれども、今已に之を識らず。
17 是の故に人若しハリストスに在らば、新なる受造物なり舊きは逝れり、視よ、一切新になれり。
18 且一切神、卽イイスス ハリストスを以て我等を己と和睦せしめ、並に我等に和睦せしむる職を授けたる者に由る。
19 蓋神ハリストスに於て世を己と和睦せしめて、人に其罪を歸せず、並に和睦せしむる言を我等に託せり。
20 故に我等はハリストスより遣されし者なり、神が我等を以て爾等に勸むるが若し、我等ハリストスに代りて爾等に求む、神に和睦せよ。
21 蓋彼は罪を識らざる者を我等の爲に罪の贖と爲せり、我等彼に在りて神の前に義者と爲らん爲なり。
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