2023年01月19日 13:14
第6章 (コリンフ後書)
1 我等は同勞者として爾等に求む、神の恩寵を徒に受くる勿れ。
2 蓋言へるあり、納るべき時に我爾に聽き、救の日に爾を助けたりと。視よ、今は嘉く納るべき時、視よ、今は救の日なり。
3 我等何事に於ても躓を人に置かず、我が職の謗を受けざらん爲なり。
4 我等凡の事に於て己を神の役者と顯す、卽多くの忍耐に、患難に、窮乏に、困苦に、
5 扑刑に、禁獄に、爭乱に、勤勞に、儆醒に、禁食に、
6 潔淨に、知識に、恒忍に、仁慈に、聖神゜に、偽なき愛に、
7 眞實の言に、神の能に於てし、左右の手に義の武具を以てし、
8 尊榮及び耻辱に、惡評及び令聞に於てす、欺く者に似たれども、眞なり、
9 知られざるに似たれども、知られ、死したるに似たれども、視よ、生けるなり、罰を受くるに似たれども、死に付されず、
10 憂ふるに似たれども、常に喜び、貧しきに似たれども、多くの者を富ませ、有るなきに似たれども、有らざるなし。
11 コリンフ人よ、我等の口は爾等の爲に啓かれ、我等の心は広まれり。
12 爾等が我等の衷に居るは狭からず、然れども爾等の心には狭し。
13 我子に於けるが如く言ふ、其報として、爾等も己を広くせよ。
14 爾等不信者と與に同じき軛を負ふ勿れ、蓋義は不法と何の侶なることかあらん、或は光は暗と何の交ることかあらん。
15 ハリストスはワェリアルと何の合ふことかあらん、或は信者は不信者と何の與ることあらん。
16 神の殿は偶像と何の同じきことかあらん。蓋爾等は活ける神の殿なり、神の嘗て言ひしが如し、曰く、我彼等の中に居り、彼等の中に行かん、我彼等の神となり、彼等我の民とならん。
17 主又曰く、故に爾等は彼等の中より出でて、自ら離れよ、汚穢に觸るる勿れ、然らば我爾等を納れん、
18 我爾等の父となり、爾等我の子女とならん、主全能者之を言ふ。
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