2023年01月27日 13:51
第5章 (ペトル前公書)
1 爾等の中の長老等に、我は同長老、且ハリストスの苦の證者、及び顯れんとする光榮に共に與る者として求む、
2 爾等に在る神の群を牧して、之を監督するには、强ひて爲すに非ず、乃願に因り、又神の旨に順ふに因り不潔の利の爲に非ず、乃熱心に因りて爲せ、
3 又神の業に主たるに非ず、乃群の式と爲れ、
4 然らば牧長の顯れん時に、爾等凋まざる光榮の冕を得ん。
5 又爾等少き者は、長老等に順へ、且皆相順ひて、謙遜を衣よ、蓋神は誇る者に敵し、謙る者に恩寵を賜ふ。
6 故に爾等神の大能の手の下に自ら卑くせよ、彼が期に届りて爾等を高くせん爲なり。
7 凡そ爾等が慮る所を彼に託せよ、蓋彼は爾等顧みるなり。
8 謹愼儆醒せよ、蓋爾等の敵なる惡魔は、吼ゆる獅の如く、巡り行きて、呑むべき者を尋ぬ。
9 爾等信を堅くして之を禦げ、世に在る爾等の兄弟も同じき苦に遇ふを知ればなり。
10 諸の恩寵の神゜、ハリストス イイススを以て我等を其永遠の光榮に召しし主は、願はくは爾等が暫時の苦の後に、自ら爾等を全くし、堅くし、强くし、動かざらしめん。
11 願はくは光榮と權能とは彼に無窮の世に歸せん、アミン。
12 我は、シルアン、意ふに忠信なる爾等の兄弟に託して、斯の短言の書を送りて、勧を爲し、且爾等の立つ所の恩寵が神の眞の恩寵なるを證せり。
13 ワワィロンに在る爾等と同じく選ばれたる教會、及び吾が子マルコ爾等の安を問ふ。
14 爾等愛の接吻を以て、互に安を問へ。願はくはハリストス イイススに賴りて平安は爾等衆人に在らんことを、アミン