2023年01月27日 14:01
第3章 (ペトル後公書)
1 至愛の者よ、我今此の第二の書を爾等に達す、此等を以て記念せしめて、爾等の正潔なる意を励ます。
2 爾等が先に聖なる預言者の言ひし言、及び爾等の諸使徒の傳へし主救主の誡を記憶せん爲なり。
3 首として知るべし、末の日に嘲る者來り、己の慾に從ひて行ひて
4 云はん、彼は降臨の許約は安にか在る、蓋列祖の寝りしより以來、萬物は造成の始より存すること是くの如しと。 5 蓋彼等は知るを欲せず、太初に神の言に由りて天あり、又地は水より水を以て合成せられたり、 6 此に縁りて當時の世は水に淹されて滅びたり。 7 然るに今の天地、同じき言に由りて護らるる者は、火の爲に存せられて、審判及び不敬虔の人の淪亡の日を待つなり。 8 至愛の者よ、此の一事は爾等に隱さるべからず、主に在りては一日は千年の如く、千年は一日の如し。 9 主が其許約を行ふは、或者が遅はると思ふ如く遅はるに非ず、乃人の滅ぶるを欲せず、衆人の悔改に至らんことを欲して、我等を永く忍ぶなり。 10 然れども主の日の來るは、盗の夜來るが如くならん、當時天は響きて逝り、體質は燃え毀れ、地及び之に載する事物は皆焚け盡きん。 11 斯くの如く此等皆毀れんとするに由り、 12 爾等、卽彼の天焚かれて毀れ、燃ゆる體質は鎔けんとする神の日の來るを待ち且慕ふ者は、聖行と敬虔とに於て如何なる者となるべきか。 13 然れども我等は彼の許約に依りて、新天新地、卽義の居る所を俟つ。 14 故に至愛の者よ、爾等之を俟ちて、玷れなく、疵なく、平安にして彼の前に現れんことを勉めよ、 15 且我等の主の恒忍を以て救を爲せ、我が至愛の兄弟パワェルも、彼に賦へられし智慧に循ひて、爾等に書せしが如く、 16 亦其凡の書に之を述ぶるが如し、其中に暁り難き處あり、學ばず又堅からざる者は、他の聖書の如く、是をも亦强ひ解きて、自ら敗亡を取るなり。 17 至愛の者よ、爾等豫め此の事を知りて愼め、恐らくは無道の者の迷に誘はれて、己の堅固を失はん。 18 乃恩寵及び我等の主救主イイスス ハリストスを知る知識に成長せよ。願はくは光榮は今も永世の日も彼に歸せん、アミン。
4 云はん、彼は降臨の許約は安にか在る、蓋列祖の寝りしより以來、萬物は造成の始より存すること是くの如しと。 5 蓋彼等は知るを欲せず、太初に神の言に由りて天あり、又地は水より水を以て合成せられたり、 6 此に縁りて當時の世は水に淹されて滅びたり。 7 然るに今の天地、同じき言に由りて護らるる者は、火の爲に存せられて、審判及び不敬虔の人の淪亡の日を待つなり。 8 至愛の者よ、此の一事は爾等に隱さるべからず、主に在りては一日は千年の如く、千年は一日の如し。 9 主が其許約を行ふは、或者が遅はると思ふ如く遅はるに非ず、乃人の滅ぶるを欲せず、衆人の悔改に至らんことを欲して、我等を永く忍ぶなり。 10 然れども主の日の來るは、盗の夜來るが如くならん、當時天は響きて逝り、體質は燃え毀れ、地及び之に載する事物は皆焚け盡きん。 11 斯くの如く此等皆毀れんとするに由り、 12 爾等、卽彼の天焚かれて毀れ、燃ゆる體質は鎔けんとする神の日の來るを待ち且慕ふ者は、聖行と敬虔とに於て如何なる者となるべきか。 13 然れども我等は彼の許約に依りて、新天新地、卽義の居る所を俟つ。 14 故に至愛の者よ、爾等之を俟ちて、玷れなく、疵なく、平安にして彼の前に現れんことを勉めよ、 15 且我等の主の恒忍を以て救を爲せ、我が至愛の兄弟パワェルも、彼に賦へられし智慧に循ひて、爾等に書せしが如く、 16 亦其凡の書に之を述ぶるが如し、其中に暁り難き處あり、學ばず又堅からざる者は、他の聖書の如く、是をも亦强ひ解きて、自ら敗亡を取るなり。 17 至愛の者よ、爾等豫め此の事を知りて愼め、恐らくは無道の者の迷に誘はれて、己の堅固を失はん。 18 乃恩寵及び我等の主救主イイスス ハリストスを知る知識に成長せよ。願はくは光榮は今も永世の日も彼に歸せん、アミン。