2023年01月28日 14:16
第7章 (黙示録)
1 此の後、我四の天使が地の四隅に立ち、地の四の風を執りて、地にも、海にも、凡の樹にも、風を吹かしめざるを見たり。
2 又他の天使が、日の出づる方より上りて、活ける神の印を有てるを見たり。彼は大なる聲を以て、地と海とを傷ふ權の與へられたる四の天使に呼びて曰へり、
3 我等が我が神の諸僕の額に印するに至るまで、地をも、海をも、樹をも傷ふ勿れ。
4 且我印せられし者の數を聞きしに、イズライリの諸子の諸支派の中より印せられし者一百四十四千ありき。
5 イウダの支派より十二千印せられ、ルワィムの支派より十二千印せられ、ガドの支派より十二千印せられ、
6 アシルの支派より十二千印せられ、ネファリムの支派より十二千印せられ、マナッシヤの支派より十二千印せられ、
7 シメヲンの支派より十二千印せられ、レワィイの支派より十二千印せられ、イッサハルの支派より十二千印せられ、
8 ザワゥロンの支派より十二千印せられ、イオシフの支派より十二千印せられ、ワェニアミンの支派より十二千印せられたり。
9 此の後我觀しに、爰に誰も數ふる能はざりし大衆、諸國、諸族、諸民、諸音よりする者は寶座及び羔の前に立ち、白き衣を衣、其手に棕櫚の枝を執り、
10 大なる聲を以て呼びて曰へり、救は寶座に坐する我等の神及び羔に在り。
11 悉くの天使は寶座と、長老等と、四の生物との周圍に立ち、寶座の前に俯伏し、神を拜して、
12 曰へり、アミン、願はくは祝讚と、光榮と睿智と、感謝と、尊貴と、權威と、能力とは、我等の神に無窮の世に歸せん、アミン。
13 時に長老の一人我に問ひて曰へり、此の白き衣を衣たる者は誰ぞ、且何より來りしか。
14 我對へて曰へり、主よ、爾之を知る。彼我に言へり、此れ大なる患難より來りし者なり、彼等は羔の血を以て、己の衣を滌ひて、之を白くせり。
15 故に彼等は神の寶座の前に在り、其殿に於て日夜彼に奉事す、寶座に坐する者は彼等の中に居らん。
16 彼等は復飢ゑず、復渇かず、火と凡の熱とは彼等を侵さざらん、
17 蓋寶座の中に在る羔は彼等を牧し、彼等を活ける水の泉に導かん、且神は悉く其涙を其目より拭はん。
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