2023年01月29日 14:03
第15章 (黙示録)
1 我又他の大にして奇妙なる異象を天に見たり、七の天使は七の末時の菑を持てり、神の怒の此を以て終る所の者なり。
2 我は玻璃の海の、火と間りたるが如きを見、且獸と、其像と其印誌と、其名の數とに勝ちたる者が、此の玻璃の海に立ちて、神の琴を執れるを見たり。
3 彼等は神の僕モイセイの歌、及び羔の歌を歌ひて曰ふ、主神全能者よ、爾の所爲は大なる哉、奇妙なる哉、諸聖の王よ、爾の道は義なる哉、誠なる哉。
4 主よ、誰か爾を畏れざらん、爾の名を讚榮せざらん、蓋爾は獨聖なり、萬民來りて爾の前に拜せん、爾の義判顯れたればなり。
5 此の後我觀しに、爰に天に於て證詞の幕のの殿は闢けたり。
6 七の菑を持てる七の天使は殿より出でたり、潔くして光れる枲の衣を衣、胸に金の帶を束ねたり。
7 四の生物の一は七の天使に、無窮の世に生くる神の怒を滿てたる七の金の鼎を與へたり。
8 殿は神の光榮と其能力とに由りて烟に滿てられたり、七の天使の七の菑の畢るに至るまでは、誰も殿に入る能はざりき。
次章
│黙示録