2023年02月03日 14:18
第5章 (コリンフ前書)
1 確に聞ゆ、爾等の中に淫行あり、異邦人の中にも言はざる所の淫行なり、卽或者其父の妻を有てるなり。
2 爾等誇りて、尚痛哭せず、此の事を行ひし者の爾等の中より除かるるを致さざるか。
3 然れども我は肉體を以て爾等の中に在らずと雖、神゜を以て在りて、彼處に居るが如く、斯る事を行ひし者を、我等の主イイスス ハリストスの名に於て、爾等及び我の神゜は會して、我等の主イイスス ハリストスの能に賴りて、
5 已にサタナに付さんことを定めたり、其肉體の悩され、其神゜の我等の主イイスス ハリストスの日に於て救はれん爲なり。
6 爾等の矜誇は善からざるなり。豈知らずや、僅なる酵は盡くの溲麪を酸くするを。
7 故に爾等舊き酵を除け、新なる溲麪とならん爲なり、爾等酵なき者なればなり、蓋我等の逾越節羔なるハリストスは我等の爲に宰られたり。
8 然らば我等祝ふに、舊き酵を以てせず、姦惡と詭譎との酵を以てせず、乃潔淨と眞實との酵なき餅を以てすべし。
9 我書を爾等に達して、淫行者と交る勿らんことを勧めたり、
10 然れども概して、此の世の淫行者或は貪婪者、或は强奪者、或は拜偶像者を指すには非ず、若し然らば爾等世を出でざるべからず。
11 乃我が書して爾等に達せしは、若し人兄弟と稱へられて、或は淫行者、或は貪婪者、或は拜偶像者、或は詬誶者、或は沈湎者、或は强奪者たらば、彼と交る勿く、此る者と偕に食ふだに勿らんことなり。
12 蓋外の者をも擬定するは、我に於て何ぞ與らん、爾等の内の者を擬定するに非ずや。
13 外の者は、神之を擬定す。故に惡者を爾等の中より除け。
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