2023年02月06日 13:38
第13章 (コリンフ前書)
1 我諸人の方言、及び天使等の言を語るとも、若し愛なくば、我鳴る銅、或は響く鈸の如し。
2 我預言の能あり、凡の奥義と凡の知識とを明にするあり、且凡の信、能く山を移すありと雖、若し愛なくば、我無きが如し。
3 我悉く我が所有を施し、又我が躯を焚くに委ぬとも、若し愛なくば、我一も益なし。
4 愛は寬忍し、矜恤し、愛は妬まず、愛は誇らず、驕らず、
5 非禮を行はず、己の利を求めず、怒を發せず、惡を念はず、
6 不義を喜ばずして、眞實を喜び、凡の事を庇ひ、
7 凡の事を信じ、凡の事を望み、凡の事を忍ぶ。
8 愛は永く堕ちず。然れども預言は息み、方言は絶え、知識は息まん。
9 蓋我等は知ること全からず、預言すること全からず。
10 全き者の來る時、全からざる者は息まん。
11 我童子たりし時、童子の如く言ひ、童子の如く思ひ、童子の如く謀れり、人と成りて後は童子の事を息めたり。
12 今は我等鏡に縁りて見るが如く、見ること朦朧なり、其時は面を合せて觀ん今は我知ること全からず、其時は我が知られし如く知らん。
13 今は信、望、愛、此の三の者存す、其中に最大なる者は愛なり。
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