2023年02月06日 13:42
第14章 (コリンフ前書)
1 爾等愛を追ひ求め、属神゜の賜を慕へ、殊に切要なるは預言することなり。
2 蓋方言を言ふものは、人に言ふに非ずして、神゜に言ふ、人之を暁らざるに因る、彼は神゜を以て奥義を言ふなり。
3 然れども預言する者は、人に言ひて其徳を建て、勤勉を爲し安慰を與ふ。
4 方言を言ふ者は己の徳を建て、預言する者は教會の徳を建つ。
5 我爾等が皆方言を言ふを願へども、殊に切要なる者は、爾等が預言することなり、蓋方言を言ふ者、若し譯解して、教會の徳を建つるを致さずば、預言する者は彼より勝るなり。
6 兄弟よ、我若し今爾等に詣り、方言を言ひて、或は默示、或は知識、或は預言、或は教訓を以て言はずば、爾等に何の益かあらん。
7 夫れ靈なくして聲を出す者、或は笛、或は琴、若し其音別なくば、焉ぞ吹く所、或は鼓く所の何なるを知らん。
8 若し箛定まりなき聲を出さば、誰か戰の備を爲さん。
9 是くの如く爾等も、若し舌を以て明ならざる言を出さば、焉ぞ言ふ所の何なるを知らん。爾等空気に言はんのみ。
10 世界には土音の類幾何か多き、而して其一も義あらざるはなし。
11 然れども我若し其音の義を識らずば、我は言ふ者の爲に異國人なり、言ふ者も我の爲に異國人なり。
12 是くの如く爾等も、神の賜を慕ふに因りて、教會の徳を建つるに務むべき賜に饒ならんことを求めよ。
13 故に方言を言ふ者は、之を譯解せん爲に祈るべし。
14 蓋我若し方言を以て祈らば、我が神゜は祈れども、我が智は結果なし。
15 然らば若何にせん。我神゜を以て祈り、又智を以て祈らん、我神゜を以て歌ひ、亦智を以て歌はん。
16 蓋若し爾神゜を以て祝讚せば、俗人の列に立てる者は、焉ぞ爾の感謝の時にアミンと言はん。彼爾の言ふ所を知らざればなり。
17 爾は善く感謝す、然れども他人は徳を建つる所なし。
18 我が神に感謝す、我は方言を言ふこと爾衆より多し、
19 然れども教會の中に在りては、我方言を以て萬言を言はんより、寧我が智を以て五言を言はん、他人を訓へん爲なり。
20 兄弟よ、智慧に於ては幼兒と作る勿れ、乃惡に於ては赤子と作れ、惟智慧に於ては成人と作れ。
21 律法に錄されたり、主曰く、我異なる舌、異なる唇を以て斯の民に語らん、然れども彼等は猶我に聽かざらんと。
22 故に方言は信ずる者の爲に非ず、乃信ぜざる者の爲にする休徴なり、然れども預言は信ぜざるもの爲に非ず、乃信ずる者の爲なり。
23 若し全教會一處に集りて、皆方言を言はんに、知らざる者、或は信ぜざる者入らば、爾等狂へりと言はざらんや。
24 然れども若し皆預言せんに、信ぜざる者、或は知らざる者入らば、彼衆に責められ、衆に議せらる。
25 是くの如く其心の隱れたることは顯れ、彼俯伏して、神を拜し、誠に神は爾等と偕に在りと言はん。
26 兄弟よ、然らば何ぞ。爾等集れる時、各人に聖詠あり、教訓あり、方言あり、默示あり、譯解あり、皆之を徳を建つる爲に用ゐるべし。
27 若し方言を言ふ者あらば、二人或は多くとも三人序を以て言ひ、一人之を譯解すべし。
28 若し譯解する者なくば、教會の中に默して、己と神とに言ふべし。
29 預言する者は、二人、或は三人言ひ、其餘の人は之を判斷すべし。
30 若し他の坐する者默示を得ば、先の者は默すべし。
31 蓋爾等皆一々預言するを得、皆教へられ、皆慰められん爲なり。
32 預言者の神゜も亦預言者に順ふ、
33 蓋神は乱の神に非ず、乃平安の神なり。斯く聖徒の悉くの教會に在るなり。
34 爾等の婦女は教會の中に默すべし、蓋言ふことは彼等に許されず、乃順ふべし、律法にも言ふ所の如し。
35 若し彼等學ばんと欲する所あらば、家に在りて其夫に問ふべし、蓋婦女の教會の中に言ふは耻づべきことなり。
36 神の言は爾等より出でしか、抑爾等にのみ至りしか。
37 人若し己を預言者或は属神゜の者と爲さば、我が爾等に書する所を知るべし、蓋是れ主の誡なり。
38 人若し知らずば、其知らざるに任すべし。
39 是を以て兄弟よ、預言することを慕へ、方言を言ふことをも禁ずる勿れ。
40 惟凡の事端正にして、秩序を以て行ふべし。
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