2023年02月07日 13:38
第4章 (フィリッピ書)
1 故に我が愛する所、慕ふ所の兄弟、我の喜、我の冕、我が至愛の者よ、斯く主に在りて立てよ。
2 我エワィディヤに勸め、シンティヒヤに勸む、主に在りて意を同じくせんことを。
3 然り、親しき朋よ、我亦爾に求む、此の二の婦、我とクリメント、及び其餘の我の同勞者、其名の生命の書に錄されし者と偕に福音に勞せし者に助けよ。
4 爾等恒に主に在りて喜べ、又言ふ、喜べ。
5 爾等の温柔は衆人に知らるべし。主は近し。
6 何事をも慮る勿れ、乃凡の事に於て、祈禱祈願且感謝を以て、爾等の求むる所を神に告げよ、
7 然らば神の平安、凡の知識に越ゆる者は、ハリストス イイススに於て、爾等の心と爾等の念とを守らん。
8 之を究むるに、我が兄弟よ、凡そ眞なること、凡そ尊きこと、凡そ義なること、凡そ潔きこと、凡そ愛すべきこと、凡そ稱すべきこと、如何なる徳、如何なる誉も、爾等之を念へ。
9 爾等が、我に學びし所、受けし所、聞きし所、見し所は、之を行へ、然らば平安の神は爾等と偕に居らん。
10 爾等が已に復我を慮る意を起ししは、我主に於て甚之を喜ぶ、爾等先にも慮れり、惟機を得ざりしなり。
11 我乏しきに因りて、此を言ふに非ず、蓋遭ふ所を以て足れりとするを學べり。
12 我貧しきに居ることをも知り、富に居ることをも知る、凡の事に於て、飽くことにも、飢うることにも、豐なることにも、歉しきことにも、皆熟鍊せり。
13 我を堅むるイイスス ハリストスに由りて、我能せざる所なし。
14 然れども爾等は我が患難に與りて、行ひし所善し。
15 フィリッピ人よ、爾等知る、福音を傳ふる始め、我がマケドニヤを出でし時、與ふること及び受くることに於て我に與りし者は、惟爾等のみにして、他の教會は一もなかりき。
16 爾等フェサロニカにも、一次も、二次も、我の乏しきに供する爲に送れり。
17 我が之を言ふは、贈を求むるに非ず、乃爾等を益する實の繁からんことを求むるなり。
18 我一切を得て餘あり、我エパフロディトより爾等が送りたる諸物を馨しき香、納れらるべき祭、神の悅ぶ所の者として受けて、滿ち足れり。
19 願はくは我の神は、其光榮の富に循ひて、ハリストス イイススに依りて、爾等が凡の需むる所を充たさん。
20 願はくは光榮は神我等の父に無窮の世に屬せん、アミン。
21 爾等ハリストス イイススに在る衆聖徒に安を問へ。我と偕に在る諸兄弟は爾等の安を問ふ。
22 衆聖徒、特にケサリの家に屬する者は、爾等の安を問ふ。
23 願はくは我等の主イイスス ハリストスの恩寵は爾等衆と偕に在らんことを、アミン。