2023年02月09日 13:26
第3章 (フェサロニカ前書)
1 故に我等復忍ばずして、獨アフィニに留るを意に定め、
2 我が兄弟、神の役者、ハリストスの福音に於ける我等の同勞者たる、ティモフェイを遣せり、爾等を堅め、爾等の信に於て爾等を慰めん爲、
3 一人も此の患難に在りて揺かざらん爲なり、爾等自ら我等が此に定まりたるを知ればなり。
4 蓋我等は爾等の中に在りし時、我等が難に遭はんことを預め爾等に告げたりしが、果して是くの如く成れり、爾等之を知る。
5 故に我も復忍ばずして爾等の信を知らん爲に遣せり、恐らくは試誘者爾等を誘ひ、而して我等の勞は徒然ならん。
6 今はティモフェイ爾等より我等に來りて、我等に爾等の信と愛との嘉音を報じ、又爾等が常に懇に我等を念ひ、我等の爾等に於けるが如く、我等を見んと欲するを告げたり、
7 故に兄弟よ、我等は我が凡の患難急迫の中に於て、爾等の信に由りて、爾等の爲に慰を得たり、
8 蓋爾等主に於て堅く立つに因りて、我等今生く。
9 我等は爾等の爲、凡そ我等の神の前に爾等に由りて喜ぶ所の喜の爲に、如何なる感謝を神゜に歸するを得んか。
10 夜昼切に禱るは、爾等の面を見、及び爾等が信の足らざる所を補はんことなり。
11 願はくは神我等の父、及び我等の主イイスス ハリストスは、親ら我等の途を爾等に向はしめん。
12 願はくは又主は爾等の相互の及び衆人に於ける愛を增し、且滿たして、我等が爾等に於ける愛の如くせんことを、
13 爾等の心を聖潔無玷にして、神我等の父の前に、我等の主イイスス ハリストスの其衆聖者と偕に來らん時に、立たしめん爲なり、アミン。
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