2023年02月09日 13:27
第4章 (フェサロニカ前書)
1 之を究むるに、兄弟よ、我等ハリストス イイススを以て爾等に求め、爾等に勸む、爾等は既に如何に行ひ、及び神を悅ばしむべきを我等より受け、且此を行ふに由りて、益之に進歩せよ、
2 爾等は我等が主イイススに由りて、如何なる誡命を爾等に授けしを知ればなり、
3 蓋神の旨は爾等の聖潔なり、卽爾等が自ら淫行を戒むるに在り、
4 爾等が各己の器を守るに、聖潔尊貴を以てし、
5 神を識らざる異邦人の如く、情慾を以てせざるを知るに在り、
6 又何事に於ても、己の兄弟に對して、法に違ひ、利を貪りて行はざるに在り、蓋主は凡そ此等の爲に報を爲す者なり、我が先に爾等言ひ且證せしが如し。
7 蓋神の我等を召ししは、汚穢の爲に非ず、乃聖潔の爲なり。
8 故に拒む者は、人を拒むに非ず、乃我等に其聖神゜を與へたる神を拒むなり。
9 兄弟の愛に至りては、我が爾等に書するを要せず、爾等自ら相愛することを神より教へられたればなり、
10 蓋爾等果して是くの如く全マケドニヤに在る諸兄弟に行ふ。
11 兄弟よ、我等爾等に勸む、益此を進歩し、且務めて安靜を守り、己の事を行ひ、手づから工を作さんことを、我が爾等に戒めしが如し、
12 爾等の行が外の人の前に端正にして、亦自ら乏しきことなからん爲なり。
13 兄弟よ、寝りし者に至りては、我爾等が知らざるを欲せず、爾等が望なき他の者の如く哀しまざらん爲なり。
14 蓋若し我等イイススの死して復活せしことを信ぜば則神はイイススに在りて寝りし者をも彼と偕に攜へん。
15 蓋我等主の言を以て爾等に語ぐ、我等生きて主の來るまで存する者は、寝りし者に先だたざらん、
16 蓋親ら號令と、天使首の聲と、神の箛に伴はれて、天より降らん、而してハリストスに在りて死せし者は先づ復活せん、
17 其後我等生きて存する者は、彼等と偕に雲に挙げられて、主を空中に迎へん、
18 是くの如くして常に主と偕に居らん。故に爾等此等の言を以て互に慰めよ。
次章