2023年02月09日 13:57
第2章 (ティモフェイ前書)
1 故に我凡の事に先だちて勸む、衆人の爲、帝王、及び凡そ權を操る者の爲に、祈禱、祈願、懇求、感謝を爲さんことを、
2 我等が凡の敬虔と聖潔とを以て、平安にして穏靜なる生を度らん爲なり。
3 蓋此れ我等の救主神の前に善にして納れらるる事なり、
4 彼は衆人が救を得、及び眞實を知るに至らんことを欲す。
5 蓋神は一なり、神と人との間には中保者も亦一なり、乃人ハリストス イイスス、
6 衆人の贖の爲に己を與へし者なり。此の證は其期に於て已に在りき、
7 我之の爲に立てられて、宣傳者と爲り、使徒と爲り、ハリストスに在りて眞實を言ひて謊らず、信と眞實とを以て異邦人を教ふる師と爲れり。
8 故に我望む、男は潔き手を挙げて、怒なく、疑なく、何の處に於ても祈禱を爲さんことを、
9 女も亦宜しき合ふに衣を衣、廉耻貞潔にして自ら飾るに、髪を編むこと、或は金、或は眞珠、或は高価なる衣を以てせず、
10 乃神に事ふるを約せし女に稱ふが如く、善行を以てせんことを。
11 女は幽靜にして、全く順ひて學ぶべし。
12 女には教ふること、又男の上に權を執ることを許さず、乃幽靜なるべし。
13 蓋アダムは前に造られて、エワは後なり。
14 且アダムは誘はれしに非ず、乃婦は誘はれて罪に陷れり、
15 然れども若し信と愛と聖と貞潔とに居らば、子を産むに因りて救を得ん。
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