2023年02月09日 14:00
第3章 (ティモフェイ前書)
1 信なる哉、是の言、人若し監督の職を得んと欲せば、善き事を望むなり。
2 唯監督は責む可き所なく、一婦の夫たるべく、謹愼、廉節、端正たるべく、懇に遠人を待ひ、善く教訓を施し、
3 酒を好まず、人を敺たず、汚利を圖らず、温和にして、爭を好まず、財を貪らず、
4 善く其家を齊へ、凡の端莊を以て其子女を順従せしむべし、
5 蓋其家を齊ふるを知らざる者は、如何にして神の教會を理むるを得ん。
6 新に教に進みし者たるべからず、恐らくは誇りて、惡魔と同じく審判に服せん。
7 亦外の人より善く證せらるる者たるべし、恐らくは誹毀、及び惡魔の網に陷らん。
8 役事も亦端荘にして、二舌ならず、酒を嗜まず、汚利を貪らず、
9 潔き良心に信の奥義を保つ者たるべし。
10 是くの如き者は、先づ是を試みて、若し責むべき所なくば、則役事の職に當つべし。
11 婦も亦端荘にして、讒毀せず、謹愼にして、凡の事に忠信なる者たるべし。
12 役事は一婦の夫にして、善く其子女と其家とを理むる者たるべし。
13 蓋善く役事せし者は、己の爲に上級と、ハリストス イイススに由る所の信に於ける大なる勇敢とを得るなり。
14 我速に爾に至らんことを望めども、此を書して爾に達す、
15 我若し遲はらば、爾が如何に神の家、卽活ける神の教會、眞實の柱及び固なる者に、行ふべきを知らん爲なり。
16 論なく、敬虔の奥義は大なり、神は肉體に顯れ、神゜に由りて義とせられ、天使等に見られ、諸民に傳へられ、世界に信ぜられ、光榮の中に挙げられたり。
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