2023年02月10日 13:19
第4章 (ティモフェイ前書)
1 神゜は明に言ふ、後世或人々信を離れて、誘惑の諸神゜、及び魔鬼の教を納るるあらん、
2 是れ其良心の烙かれたる虛言者の偽善に由りてなり。
3 彼等は嫁娶を禁じ、信じて眞實を知る者が感謝して食はん爲に神の造りたる食品を断つことを命ず。
4 蓋悉くの神の造物は善にして、棄つべき者なし、惟感謝して之を受くべし、
5 神の言と祈禱とを以て聖にせらるるが故なり。
6 爾等此等を兄弟に勸めば、イイスス ハリストスの善き役者、信の言及び爾が従ひし善き教に育はるる者と爲らん。
7 卑しき虛説及び老婦の奇談を避けよ、自ら敬虔に鍊習せよ。
8 蓋肉體の鍊習は益少し、惟敬虔は一切の事に益ありて、現在及び未來の生命の許約を得るなり。
9 此れ信なる全く受くべき言なり。
10 蓋我等は此が爲に勞して謗を受く、乃活ける神に望あるに因りてなり、彼は悉くの人、特に信者の救主なり。
11 爾此等の事を戒め且教へよ。
12 人爾年少きを以て軽んずべからず、乃爾言に、行に、愛に、神゜に、信仰に、潔淨に於て、信者の模範と爲れ。
13 讀書と、勸諭と、教訓とを、務めて、我が來るを俟て。
14 爾に在る恩賜、預言に由りて、長老の按手を以て、爾に授けられし者を忽にする勿れ。
15 此等の事を思念し、専ら之を務めよ、爾の上達が衆に顯れん爲なり。
16 己と教ふる事とを愼め、恒に之に居れ、蓋斯く行ひて、爾は己及び爾に聽く者を救はん。
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