2023年02月10日 13:23
第1章 (ティモフェイ後書)
1 パウェル、神の旨に由りて、ハリストス イイススに在る生命の許約に循ひて、イイスス ハリストスの使徒と爲れる者は、
2 書して至愛の子ティモフェイに達す。願はくは恩寵と慈憐と平安とは、神父、及びハリストス イイスス我等の主より爾に賜はらんことを。
3 我先祖より潔き良心を以て事ふる所の神に感謝す、昼夜我が祈禱の中に爾を記念して已めざるに因る、
4 且爾の涙を念ひて、切に爾を見んことを望む、我が喜に滿てられん爲なり。
5 蓋我爾の偽なき信を憶ひ起す、此れ先に爾の祖母ロイダ、及び爾の母エウニカに居りき、我確に信ず、爾の中に居ることを。
6 是の故に我爾に、我の按手に由りて爾の中に在る所の神の恩賜を熾さんことを、記念せしむ。
7 蓋神の我等に賜ひしは、畏の神゜に非ず、乃能と愛と睿智との神゜なり。
8 故に爾我等の主イイスス ハリストスの證、及び彼の囚人たる我を以て、耻と爲す勿れ、乃神の能に循ひて、ハリストスの福音と共に苦を受けよ。
9 神は我等を救ひ、且聖なる召を以て我等を召せり、是れ我等の行に由るに非ず、卽其旨と恩寵とに由るなり、是の恩寵は世世の先よりハリストス イイススに於て我等に賜はり、
10 今我等の救主イイスス ハリストスの現るるを以て、明になりたり、蓋彼は死を滅し、生命と不朽とを照せり、福音に由りてなり、
11 我之が爲に立てられて、宣傳者と爲り、異邦人の教師と爲れり。
12 是の故にを以て、我此等の苦を受く、然れども耻とせず、蓋我は我が信ずる者を知り、且彼が我の託せし者を彼の日に至るまで守らんことを能くすと確信す。
13 爾ハリストス イイススに於ける信と愛とを以て、我に聞きし所の醇正の言の模範を保て。
14 我等の中に居る聖神゜を以て、良き委託を守れ。
15 アシヤの者皆我を棄てたり、爾之を知る、其中にフィゲル及びエルモゲンあり。
16 願はくは主は慈憐をオニシフォルの家に賜はんことを、蓋彼は屢我を慰め、且我が縲絏を耻とせざりき、
17 乃ロマに在りし時、務めて我を尋ねて、我に遇へり。
18 願はくは主は彼に、彼の日に於て、主の慈憐に遇ふことを賜はん、エフェスに在りて彼が如何ばかりか我に事へしは、爾更に能く之を知る。
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