2023年02月10日 13:27
第3章 (ティモフェイ後書)
1 爾之を知れ、末の日に於て患難の時至らん。
2 蓋人は自愛、貪婪、驕傲、矜慢なる者、誹謗する者、父母に順はざる者、恩を識らざる者、不虔なる者、
3 無情なる者、和を好まざる者、讒言する者、慾を縱にする者、残刻なる者、善を好まざる者、
4 信義を破る者、放肆なる者、自負なる者、神を愛するより佚樂を愛する者、
5 敬虔の貌ありて其實を棄てし者と爲らん。爾是くの如き者を避けよ。
6 人の家に竊み入りて婦を惑はす者は、若る輩に屬す、此の婦は卽罪に溺れ、種種の慾に誘はれ、
7 常に學べども、眞實を識るに至る能はざる者なり。
8 イアンニイ及びイアムブリイのモイセイに敵せしが如く、斯の輩、卽智慧の壞られたる者、信の理に昧き者は、亦是くの如く眞實に敵するなり。
9 然れども彼等は多く進まざらん、蓋彼等の無智は、彼の二人の遇ひし所の如く、衆人の前に露れん。
10 爾に至りては、我が教訓、品行、意志、信仰、寛容、仁愛、忍耐、
11 我がアンティヲヒヤ、イコニヤ、リストラに在りて遇ひし所の窘逐、及び苦難に於て、我に従へり、此の窘逐は我之を忍び、主は我を悉く其中より救へり。
12 凡そ敬虔を以て、ハリストス イイススに在りて生を度らんと欲する者は、皆窘逐せられん。
13 惡しき人、及び人を欺く者は、益惡に進みて、人を惑はし、自も惑はされん。
14 然れども爾は學びし所の、及び爾に託せられし所に居れ、爾誰より學びしかを知ればなり。
15 且爾は幼より聖書を知る、卽善く爾に、ハリストス イイススに於ける信に由りて、救を得しむる智慧を與ふる者なり。
16 聖書は皆神の感ずる所の者にして、教訓、督責、矯正、及び義に導くに益あり、
17 神の人が全き者のと爲りて、凡の善行に備へられん爲なり。
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