2023年02月10日 13:29
第4章 (ティモフェイ後書)
1 故に我は神及び我等の主イイスス ハリストス、卽其顯現の時、其國に於て、生者及び死者を審判せんとする者の前に在りて爾に戒む、
2 言を傳へ、時を得るも、時を得ざるも、勵みて之を勉め、凡の恒忍と教訓とを以て責め戒め、勸めよ。
3 蓋時至らん、人々醇正の教を容れず、卽其私慾に循ひて、己の爲に耳を悅ばしむる教師等を択び、
4 耳を眞實より避け、轉じて虛説に向はん。
5 然れども爾は一切の事に儆醒し、苦を忍び、福音者の工を行ひ、爾の職を盡せ。
6 蓋我已に祭として獻ぜらる、我が逝く時至れり。
7 我善き戰を戰ひ、馳すべき程を盡し、信を守れり。
8 今より後、義の冕は我の爲に備へらる、主、義なる審判者は、彼の日に於て、之を我に賜はん、第我のみならず、乃凡そ彼の顯現を慕ふ者にも賜はん。
9 爾務めて速に我に來れ。
10 蓋ディマスは斯の世を愛し、我を棄てて、フェサロニカに往き、クリスケントはガラティヤに、ティトはダルマティヤに往けり。獨ルカのみ我と偕に在り。
11 爾マルコを攜へて、偕に來れ、蓋彼は役事の爲に我に要する所あり。
12 我ティヒクをエフェスに遣せり。
13 爾來る時、我がトロアダに於て、カルプに託せしが外服を攜へ、又書藉、殊に革の者を攜へよ。
14 銅工アレキサンドル我に多くの害を爲せり。願はくは主は其行に循ひて彼に報いん。
15 爾も彼を防げ、蓋彼は甚しく我等の言に敵せり。
16 我が初めて己の事を訴ふる時、一人も我と偕にせざりき、皆我を離れたり。願はくは此れ彼等に歸せざらん。
17 然れども主は我と偕に立ちて、我を堅めたり、我に由りて福音は證明せられて、異邦人皆之を聞かん爲なり、我獅の口より脫れたり。
18 主は又我を諸の惡事より脫れしめて、我を其天國の爲に救はん。願はくは光榮は無窮の世に彼に歸せん、アミン。
19 爾プリスキラ及びアキラ、及びオニシフォルの家に安を問へ。
20 エラストはコリンフに留れり、トロフィムは病を患ふるに因りて、我彼をミリトに留めたり。
21 爾務めて冬の前に來れ。エワゥル、プド、リン、クラウディヤ及び衆兄弟爾の安を問ふ。
22 願はくは主イイスス ハリストスは爾の神と偕にせん、願はくは恩寵は爾等と偕に在らんことを、アミン。