2023年02月12日 14:05
第5聖詠
1 伶長に蕭を以て和せしむ。ダワィドの詠。
2 主よ、我が言を聽き、我が思を悟れ。
3 我が王我が神よ、我が呼ぶ聲を聽き納れ給へ、我爾に祈ればなり。
4 主よ、晨に我が聲を聽き給へ、我晨に爾の前に立ちて待たん。
5 蓋爾は不法を喜ばざる神なり、惡人は爾に居るを得ず、
6 不虔の者は爾が目の前に止らざらん、爾は凡そ不法を行ふ者を憎む、
7 爾は謊を言ふ者を滅さん、残忍詭譎の者は主之を惡む。
8 唯我爾が憐の多きに倚りて爾の家に入り、爾を畏れて爾が聖殿に伏拜せん。
9 主よ、我が敵の爲に我を爾の義に導き、我が前に爾の道を平にせよ。
10 蓋彼等の口には眞實なく、彼等の心は惡逆、彼等の喉は開けたる柩、其舌にて媚び諂ふ。
11 神よ、彼等の罪を定め、彼等をして其謀を以て自ら敗れしめ、彼等が不虔の甚しきに依りて之を逐ひ給へ、彼等爾に逆らへばなり。
12 凡そ爾を賴む者は喜びて永く樂み、爾は彼等を庇ひ護らん、爾の名を愛する者は爾を以て自ら詡らんとす。
13 蓋主よ、爾は義人に福を降し、惠を以て盾の如く之を環らし衛ればなり。
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