2023年02月13日 13:56
第11聖詠
1 伶長に八弦の樂器を以て歌はしむ。ダワィドの詠。
2 主よ、我を救ひ給へ、蓋義人は絶えたり、人の子の中に忠信の者なし。
3 人各其隣に譌を言ひ、媚び諂ふ口にて
2 心より言ふ。
4 主は悉くの媚び諂ふ口、誇り高ぶる舌を絶ち、
5 彼の言ひて、我が舌にて勝たん。我が口は我等と共にあり、誰か我等に主たらんと云ふ者を絶たん。
6 主曰く、貧しき者の苦乏しき者の嘆に因りて、我今興き、執へられんとする者を危からざる處に置かん。
7 主の言は淨き言なり、爐に於て土より淨められて、七次錬られたる銀なり。
8 主よ、爾は我等を保ち、我等を護りて、斯の世より永遠に至らん。
9 人の子の中小人高に在れば、惡者四方に環る。
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