2023年02月15日 13:06
第3章 (箴言)
1 我が子よ、我が律法を忘るる毋れ、爾の心は我が誡命を守るべし、
2 蓋此れ爾の日を永くし、生命の年を延ベ、平安を爾に加へん。
3 矜恤と真実とは爾を離るべからず、之を爾の項に結び、之を爾の心の碑に録せ、
4 然らば爾は神及び人の目の前に恩恵と愛憐とを得ん。
5 全心を以て主を頼め、己の聡明に倚る毋れ。
6 爾の凡ての途に於て主を識れ、然らば彼爾の諸途を直くせん。
7 自ら観て智者と為す毋れ、主を畏れて悪より離れよ、
8 是れ爾の身の為に医と為り、爾の骨の為に養やしなひと為らん。
9 爾の所有と、凡そ爾が産する所の初実とを以て主を崇めよ、
10 然らば爾の倉は盈ちて余あり、爾の榨は新しき酒にて溢れん。
11 我が子よ、主の懲治を軽んずる勿れ、彼より責められて弱る勿れ、
12 蓋主は愛する者を責め、凡そ納るる所の子を鞭つ。
13 智慧を求めたる人、聡明を得たる人は福なり、
14 蓋智慧を市ふは金銀の宝を市ふに愈る、
15 此れ宝石よりも貴し、何の悪も之に敵する能はず、此れ凡そ之に近づく者に著名なり、都ての貴き物は之に比ぶるに足らず。
16 其右の手には長壽あり、其左の手には富と栄とあり、義は其口より出で、律法と慈憐とは其舌に在り、
17 其途は楽き途なり、其諸途は皆和平なり。
18 此れ凡そ之を執る者には生命の樹なり、之に倚る者は福なり。
19 主は智慧を以て地を奠め、明哲を以て天を建てたり、
20 其知識に因りて淵は啓かれ、雲は露を滴らす。
21 我が子よ、此等を爾の目より離す勿れ、
22 聡明と謹慎とを守れ、然らば此は爾の霊の生命と為り、爾の項の飾と為らん。
23 斯くして爾安らかに爾の途を行き、爾の足は蹶かざらん。
24 爾臥す時懼るる所あらず、眠る時爾の寢は酣からん。
25 爾猝然なる懼を畏れず、悪人の滅亡の来る時も之を怖れざらん、
26 蓋主は爾の倚頼者と為りて、爾の足を守りて累るるを免れしめん。
27 若し爾の手助くることを得ば、需むる者に善を為すを辞する毋れ。若し爾に有する所あらば、
28 爾の友に、去りて復来れ、我明日爾に予へんと謂ふ毋れ、蓋来日は何を生むを爾知らざるなり。
29 爾の友安らかに爾の傍に居る時は、彼に向ひて悪を謀る毋れ。
30 人爾に悪を為さざる時は、故なく彼と争ふ毋れ。
31 強暴の人を羨む勿れ、其途の一をも択ぶ勿れ、
32 蓋邪曲なる者は主の悪む所にして、義者は其親しき者なり。
33 主の詛は悪人の家に在り、義人の住居は祝福せらる。
34 主は誇る者に敵し、謙る者に恩寵を賜ふ。
35 智者は尊栄を嗣ぎ、愚者は恥辱を嗣がん。
次章
2 蓋此れ爾の日を永くし、生命の年を延ベ、平安を爾に加へん。
3 矜恤と真実とは爾を離るべからず、之を爾の項に結び、之を爾の心の碑に録せ、
4 然らば爾は神及び人の目の前に恩恵と愛憐とを得ん。
5 全心を以て主を頼め、己の聡明に倚る毋れ。
6 爾の凡ての途に於て主を識れ、然らば彼爾の諸途を直くせん。
7 自ら観て智者と為す毋れ、主を畏れて悪より離れよ、
8 是れ爾の身の為に医と為り、爾の骨の為に養やしなひと為らん。
9 爾の所有と、凡そ爾が産する所の初実とを以て主を崇めよ、
10 然らば爾の倉は盈ちて余あり、爾の榨は新しき酒にて溢れん。
11 我が子よ、主の懲治を軽んずる勿れ、彼より責められて弱る勿れ、
12 蓋主は愛する者を責め、凡そ納るる所の子を鞭つ。
13 智慧を求めたる人、聡明を得たる人は福なり、
14 蓋智慧を市ふは金銀の宝を市ふに愈る、
15 此れ宝石よりも貴し、何の悪も之に敵する能はず、此れ凡そ之に近づく者に著名なり、都ての貴き物は之に比ぶるに足らず。
16 其右の手には長壽あり、其左の手には富と栄とあり、義は其口より出で、律法と慈憐とは其舌に在り、
17 其途は楽き途なり、其諸途は皆和平なり。
18 此れ凡そ之を執る者には生命の樹なり、之に倚る者は福なり。
19 主は智慧を以て地を奠め、明哲を以て天を建てたり、
20 其知識に因りて淵は啓かれ、雲は露を滴らす。
21 我が子よ、此等を爾の目より離す勿れ、
22 聡明と謹慎とを守れ、然らば此は爾の霊の生命と為り、爾の項の飾と為らん。
23 斯くして爾安らかに爾の途を行き、爾の足は蹶かざらん。
24 爾臥す時懼るる所あらず、眠る時爾の寢は酣からん。
25 爾猝然なる懼を畏れず、悪人の滅亡の来る時も之を怖れざらん、
26 蓋主は爾の倚頼者と為りて、爾の足を守りて累るるを免れしめん。
27 若し爾の手助くることを得ば、需むる者に善を為すを辞する毋れ。若し爾に有する所あらば、
28 爾の友に、去りて復来れ、我明日爾に予へんと謂ふ毋れ、蓋来日は何を生むを爾知らざるなり。
29 爾の友安らかに爾の傍に居る時は、彼に向ひて悪を謀る毋れ。
30 人爾に悪を為さざる時は、故なく彼と争ふ毋れ。
31 強暴の人を羨む勿れ、其途の一をも択ぶ勿れ、
32 蓋邪曲なる者は主の悪む所にして、義者は其親しき者なり。
33 主の詛は悪人の家に在り、義人の住居は祝福せらる。
34 主は誇る者に敵し、謙る者に恩寵を賜ふ。
35 智者は尊栄を嗣ぎ、愚者は恥辱を嗣がん。
│箴言