2023年02月17日 13:29
第20聖詠
1 伶長に歌はしむ。ダワィドの詠。
2 主よ、王は爾の力を樂み、爾の救を歡ぶ事極まりなし。
3 其心に臨む所は、爾に之を與へ、其口に求むる所は爾之を辞まざりき。
4 蓋爾は仁慈の祝福を以て之を迓へ、純金の冠を其首に冠らせたり。
5 彼生命を爾に求めしに、爾之に世世の壽を賜へり。
6 彼の榮は爾の救を以て大なり、爾は尊榮と威嚴とを之に被らせたり。
7 爾は彼に祝福を世世に賜ひ、爾が顏の歡にて彼を樂ませたり。
8 蓋王は主を賴み、至上者の仁慈に因りて動かざらん。
9 爾の手は爾が悉くの敵を尋ね出し、爾の右の手は凡そ爾を憎む者を尋ね出さん。
10 爾怒る時彼等を火爐の如くなさん、主は其怒に於て彼等を滅し、火は彼等を囓まん。
11 爾は彼等の果を地より絶ち、彼等の種を人の子の中より絶たん、
12 蓋彼等は爾に向ひて惡事を企て、謀を設けたれども、之を遂ぐること能はざりき。
13 爾彼等を立てて的となし、爾の弓を以て矢を其面に發たん。
14 主よ、爾の力を以て自ら擧れ、我等は爾の權能を歌頌讚榮せん。
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