2023年02月21日 13:56
第2章 (イオナ書)
1 時 にイオナは鯨 の腹 より主 己 の神 に祈 りて
2 曰 へり、我 我 が患 難 の中 に主 に呼 びしに、彼 我 に聴 けり、地 獄 の腹 より呼 はりしに、爾 我 が声 を聴 き給 へり。
3 爾 我 を淵 の中 、海 の心 に投 げたるに、流 水 我 を環 り、爾 の波濤 、爾 の巨 浪 は悉 く我 が上 を度 れり。
4 我 曰 へり、我 爾 の目 の前 より逐 はれたり、豈 復 爾 の聖 なる殿 を覲 んや。
5 水 は我 を環 りて我 が霊 に及 び、今 を限 の淵 は我 を囲 み、我 が首 は巌 の間 を潜 り、
6 我 地 の中 に下 れり、其 永 遠 の關 は我 を閉 せり。主 我 が神 よ、願 はくは我 が生命 は淪亡 より爾 に上 げられん。
7 我 が霊 我 を離 れんとする時 、我 主 を記 念 せり。願 はくは我 が祷 は爾 に至 り、爾 の聖 なる殿 に至 らん。
8 虚 しくして偽 なる諸 神 を敬 ふ者 は己 の矜 恤 者 を棄 てたり、
9 然 れども我 讃 美 の声 を以 て爾 に祭 を献 げん、我 が誓 ひし事 は、爾 主 に我 が救 の為 に之 を償 はん。救 は主 に在 り。
10 主 は鯨 に命 じたれば、イオナを陸 に吐 き出 せり。
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