2023年02月21日 13:57
第3章 (イオナ書)
1 主 の言 再 イオナに臨 めり、云 く、
2 起 ちて、大 なる邑 ニネワィヤに往 きて、之 に我 が爾 に命 ぜしことを宣 べ伝 へよ。
3 イオナ起 ちて、主 の言 に循 ひて、ニネワィヤに往 けり。ニネワィヤは神 に在 りて大 なる邑 たりき、其 歴程 は三日 なり。
4 イオナは邑 を廻 り始 めて、一日程 を往 きつつ呼 びて曰 へり、猶 四 十 日 ありて、ニネワィヤは滅 されん。
5 ニネワィヤ人 神 を信 じ、斎 を宣 れ、大 なる者 より小 き者 に至 るまで麻 を衣 たり。
6 此 の言 ニネワィヤ王 に至 りたれば、彼 位 より起 ち、朝 服 を身 より釈 ぎ、麻 を衣 て灰 に坐 せり、
7 又 王 及 び諸 大 臣 の名 を以 て命 を下 して、ニネワィヤに宣 れしめて曰 へり、
8 人 も、畜 も、牛 も、羊 も、皆 何 をも食 ふべからず、牧 場 に出 づべからず、水 を飲 むべからず、且 人 も畜 も麻 を纏 ひ、切 に神 に呼 び、又 各 其 悪 しき途 より、及 び其 強 暴 より離 るべし。
9 孰 か知 らん、神 或 は転 じて悔 ゐ、其 烈 しき怒 を息 めて、我 等 の滅 ぶるを致 さざらんことを。
10 神 は彼 等 の行為 、即 彼 等 が其 悪 しき途 より離 れたるを見 たれば、彼 等 に降 さんと言 ひし災 を悔 いて、之 を降 さざりき。
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