2023年02月24日 13:06
第34聖詠
ダワィドの詠。
1 主よ、我と爭ふ者と爭ひ、我と戰ふ者と戰ひ給へ。 2 盾と甲とを執り、起ちて我を助け、 3 劔を抜きて、我を逐ふ者の途を遮り、我が靈に向ひて、我は爾の救なりと曰へ。 4 我が靈を求むる者は、願はくは恥を得て辱を受けん、我を害せんと謀る者は、 5 願はくは退けられて辱しめられん、願はくは彼等は風前の塵の如くなり、主の使彼等を払はん、 6 願はくは彼等の途は暗くして滑になり、主の使彼等を追はん、 7 蓋彼等は故なくして隱に我が爲に其網なる阱を設け、故なくして之を我が爲に穿てり。 8 願はくは滅は猝に彼に至り、其隱に我が爲に設けし網は彼を掩ひ、彼自ら之に陷りて亡びん。 9 唯我が靈は主の爲に喜び、其施せる救の爲に樂まん。 10 我が悉くの骨曰はん、主よ、誰か爾、弱き者を強き者より救ひ、貧しき者乏しき者を掠むる者より救ふ者に似たる。 11 不義なる證者は起ちて我を責め、我が知らざる事を我に詰り問ふ。 12 彼等は惡を以て我が善に報い、我が靈を孤獨の者と爲す。 13 彼等の病める時我麻を衣、斎を以て我が靈を卑くし、我の祈禱は我が懷に歸れり。 14 我彼を待ちしこと、我が友我が兄弟の如し、我憂ひて行き、首を垂れしこと、母を喪するが如し。 15 唯我躓きたれば、彼等は喜びて集り、詬る者は集りて我を攻めたり、我何の所以を知らず、我を謗りて息めざりき、 16 譌なる嘲笑者と偕に我に向ひて切歯せり。 17 主よ、爾之を觀ること何の時に至るか、我が靈を彼等の惡事より脫れしめ、我の獨なる者を獅より脫れしめ給へ。 18 我爾を大會の中に讚榮し、爾を衆民の間に讚揚せん、 19 不義にして我に仇する者の我に勝ちて喜ばず、我が咎なくして我を惡む者の互に眴せざらん爲なり。 20 蓋彼等の言ふ所は和平に非ず、乃地上の和平を好む者に向ひて詐の謀を設く。 21 其口を開きて我に向ひて曰く、嘻嘻、我が目已に見たり。 22 主よ、爾已に見て默す毋れ、主よ、我に離るる毋れ。 23 我が神我が主よ、起ちて、寤めて我が爲に判を行ひ、我が訴を理めよ。 24 主我が神よ、爾の義に依りて我を判き給へ、彼等をして我に勝ちて喜ばしむる毋れ、 25 其心の中に、嘻嘻、我等の望の如しと謂はしむる毋れ、其をして我等已に之を呑めりと謂はしむる毋れ。 26 凡そ我が災を喜ぶ者は、願はくは耻を得て辱を受けん、我に向ひて高ぶる者は、願はくは耻と侮とを被らん。 27 我が義とせらるるを望む者は、喜び樂みて恒に云はん、其僕の平安を望む主は尊み讚めらるべし。 28 我が舌も爾の義を傳へ、日日に爾を讚め揚げん。
次章
1 主よ、我と爭ふ者と爭ひ、我と戰ふ者と戰ひ給へ。 2 盾と甲とを執り、起ちて我を助け、 3 劔を抜きて、我を逐ふ者の途を遮り、我が靈に向ひて、我は爾の救なりと曰へ。 4 我が靈を求むる者は、願はくは恥を得て辱を受けん、我を害せんと謀る者は、 5 願はくは退けられて辱しめられん、願はくは彼等は風前の塵の如くなり、主の使彼等を払はん、 6 願はくは彼等の途は暗くして滑になり、主の使彼等を追はん、 7 蓋彼等は故なくして隱に我が爲に其網なる阱を設け、故なくして之を我が爲に穿てり。 8 願はくは滅は猝に彼に至り、其隱に我が爲に設けし網は彼を掩ひ、彼自ら之に陷りて亡びん。 9 唯我が靈は主の爲に喜び、其施せる救の爲に樂まん。 10 我が悉くの骨曰はん、主よ、誰か爾、弱き者を強き者より救ひ、貧しき者乏しき者を掠むる者より救ふ者に似たる。 11 不義なる證者は起ちて我を責め、我が知らざる事を我に詰り問ふ。 12 彼等は惡を以て我が善に報い、我が靈を孤獨の者と爲す。 13 彼等の病める時我麻を衣、斎を以て我が靈を卑くし、我の祈禱は我が懷に歸れり。 14 我彼を待ちしこと、我が友我が兄弟の如し、我憂ひて行き、首を垂れしこと、母を喪するが如し。 15 唯我躓きたれば、彼等は喜びて集り、詬る者は集りて我を攻めたり、我何の所以を知らず、我を謗りて息めざりき、 16 譌なる嘲笑者と偕に我に向ひて切歯せり。 17 主よ、爾之を觀ること何の時に至るか、我が靈を彼等の惡事より脫れしめ、我の獨なる者を獅より脫れしめ給へ。 18 我爾を大會の中に讚榮し、爾を衆民の間に讚揚せん、 19 不義にして我に仇する者の我に勝ちて喜ばず、我が咎なくして我を惡む者の互に眴せざらん爲なり。 20 蓋彼等の言ふ所は和平に非ず、乃地上の和平を好む者に向ひて詐の謀を設く。 21 其口を開きて我に向ひて曰く、嘻嘻、我が目已に見たり。 22 主よ、爾已に見て默す毋れ、主よ、我に離るる毋れ。 23 我が神我が主よ、起ちて、寤めて我が爲に判を行ひ、我が訴を理めよ。 24 主我が神よ、爾の義に依りて我を判き給へ、彼等をして我に勝ちて喜ばしむる毋れ、 25 其心の中に、嘻嘻、我等の望の如しと謂はしむる毋れ、其をして我等已に之を呑めりと謂はしむる毋れ。 26 凡そ我が災を喜ぶ者は、願はくは耻を得て辱を受けん、我に向ひて高ぶる者は、願はくは耻と侮とを被らん。 27 我が義とせらるるを望む者は、喜び樂みて恒に云はん、其僕の平安を望む主は尊み讚めらるべし。 28 我が舌も爾の義を傳へ、日日に爾を讚め揚げん。