2023年02月24日 13:00
第33聖詠
1 ダワィドの詠、ダワィド、アワィメレフの前に在りて佯狂し、彼に遂はれて去り、乃此を作れり。
2 我何の時にも主を讚め揚げん、彼を讚むるは恒に我が口に在り。
3 我が靈は主を以て誇らん、温柔なる者は聞きて樂まん。
4 我と偕に主を尊め、偕に彼の名を崇め讚めん。
5 我曾て主を尋ねしに、彼は我に聆き納れて、我が都ての危きより我を免れしめ給へり。
6 目を擧げて彼を仰ぐ者は照されたり、彼等の面は愧を受けざらん。
7 此の貧しき者呼びしに、主は聆き納れて、之を其悉くの艱難より救へり。
8 主の使は主を畏るる者を環り衞りて、彼等を援く。
9 味へよ、主の如何に仁慈なるを見ん、彼を恃む人は福なり。
10 凡そ主の聖人よ、主を畏れよ、蓋彼を畏るる者は乏しきことなし。
12 少き獅は乏しくして餓ゑ、唯主を尋ぬる者は何の幸福にも缺くるなし。
13 小子よ、來りて我に聽け、主を畏るる畏を爾等に訓へん。
13 人、生くるを望み、又寿へて幸福を見んことを欲するか、
14 爾の舌を惡より、爾の口を譌の言より止めよ。
15 惡を避けて善を行ひ、和平を尋ねて之に從へ。
16 主の目は義人を顧み、其耳は彼等の呼ぶを聆く。
17 唯主の面は惡を爲す者に對ふ、其名を地より滅さん爲なり。
18 義人は呼ぶに、
19 主は之を聽き、彼等を悉くの憂より免れしむ。主は心の傷める者に近し、靈の謙る者を救はん。
20 義人には憂多し、然れども主は之を悉く免れしめん。
21 主は彼が悉くの骨を護り、其一も折れざらん。
22 惡は罪人を殺し、義人を憎む者は亡びん。
23 主は其諸僕の靈を救ひ、彼を賴む者は一人も亡びざらん。
次章