2023年05月22日 13:52
第59聖詠
1 伶長にスサン、エドゥフの樂器を以て歌はしむ。
2 ダワィド、メソポタミヤのシリヤ及びツォワンのシリヤを征せし時、イオアフ歸途イドゥメヤ人一萬二千を鹽谷に敗りし後に、ダワィド教學の爲に此を著せり。
3 神よ、爾我等を棄て、爾我等を敗り、爾怒を發せり、祈る、我等に向ひ給へ。
4 爾地を震はせて、之を裂けり、祈る、其破を補ひ給へ、彼動けばなり。
5 爾は爾の民に苦しきことを甞めしめ、我等に驚惶の酒を飮ましめたり。
6 祈る、爾を畏るる者に旗を賜ひて、彼等に眞實の爲に之を擧げしめ、
7 爾の愛する者に援を獲しめ給へ、爾が右の手にて救ひて、我に聽き給へ。
8 神は其聖所に於て曰へり、我勝たん、シヘムを分ち、ソクホフの谷を量らん、
9 ガラアドは我に屬し、マナシヤは我に屬す、エフレムは我が首の防固、イウダは我の權柄なり、
10 モアフは我の盤なり、エドムに我が鞾を舒べん。フィリスティヤの地よ、我に凱を擧げよ。
11 孰か我を引きて堅固なる城邑に入れん、孰か我を導きてエドムに至らん、神よ、豈に爾に非ずや、
12 神よ、我を棄てて、我が軍と共に出でざる者よ、
13 祈る、狭難に於て我等に助を畀へ給へ、人の護佑は虛しければなり。
14 神と偕にして我等力を顯さん、彼は我が敵を降さん。
次章
│聖詠