2023年05月22日 14:00
第61聖詠
1 イディフムの伶長に歌はしむ。ダワィドの詠。
2 我が靈唯神に在りて安んず、我が救は彼に由る。
3 唯彼は我が防固、我が避所なり、我復搖かざらん。
4 爾等人に逼ること何の時に至るか、爾等仆されん。爾等皆傾ける牆の如く、搖ける籬の如く仆されん。
5 彼等は高きより彼を落とさんことを謀りて詭を用ゐ、口には祝福し心の中には詛ふ。
6 我が靈よ、唯神に在りて安んぜよ、我が望は彼に在ればなり。
7 唯彼は我が防固、我が救、我が避所なり、我搖かざらん。
8 我が救と我が榮とは神にあり、我が力の防固我が恃は神に在り。
9 民よ、常に彼を恃め、爾の心を彼の前に注げよ、神は我等の避所なり。
10 人の諸子は惟虛し、人の諸子は譌なり、彼等を權衡に置けば、皆共に空虛より輕し。
11 強奪を恃む毋れ、強掠に誇る毋れ、貨の增す時、之に心を貼くる毋れ。
12 神一次言へり、我二次之を聽けり、卽能力は神に在り、
13 主よ、憐も亦爾に在り、蓋爾は各人の行ふ所に依りて之に報ゆ。
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