2023年05月22日 14:01
第62聖詠
1 ダワィドの詠。イウデヤの野に在りて此を作れり。
2 神よ、爾は我の神なり。我曉より爾に尋ぬ、我が靈は渇きて爾を望み、我が身は空しくして燥ける水なき地にありて、痛く爾を慕ふ、
3 爾の能力と爾の光榮とを見ん爲なり、我が曾て爾を聖所に觀しが如し、
4 蓋爾の愛憐は生命に愈る。我が口爾を讚美せん。
5 是くの如く我生ける時爾を崇め讚め、爾の名に依りて我が手を擧げん。
6 我が靈の飽かさるること脂油を以てするが如く、我が口歡の聲にて爾を讚美す、
7 榻にて爾を記憶し、夜更に爾を思ふ時に在り。
8 蓋爾は我の扶助なり、爾が翼の蔭に於て我欣ばん、
9 我が靈は親しく爾に附き、爾の右の手は我を扶く。
10 彼の我が靈を害はんことを謀る者は地の深き處に降らん、
11 彼等刃に攖りて、狐の獲物とならん。
12 惟王は神の爲に樂まん、凡そ彼を以て誓ふ者は誉を得ん、蓋謊を言ふ者の口は塞がれんとす。
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