2023年05月26日 13:52
第76聖詠
1 イディフムの伶長に歌はしむ。アサフの詠。
2 我が聲神に向ふ、我彼に呼ばん、我が聲神に向ふ、彼我に聆かん。
3 我憂の日に主を尋ぬ、我が手は夜中伸びて下らず、我が靈は慰を辞む。
4 我神を記憶して戰き、之を想ひて我が靈弱る。
5 爾我に目を閉づるを許さず、我顫ひて、言ふ能はず。
6 我古の日、過ぎ去りし世の年を思ひ、
7 我が夜間の歌を記憶し、我が心と謀り、我が靈は尋ぬ、
8 豈に主は永く棄てて、復恩を加へざるか、
9 豈に其憐は永く息みて、其言世世に絶えしか、
10 豈に神は憐むことを忘れしか、豈に怒を以て其仁慈を塞ぎしか。
11 我謂へり、是れ我の憂なり、至上者の右の手の變易なり。
12 我主の作爲を記憶し、爾が古の奇迹を記憶せん、
13 我爾が悉くの作爲を思ひ、爾の大なる行を考へん。
14 神よ、爾の途は聖なり。何の神か我が神の如く大なる、
15 爾は奇迹を行ふ神なり、爾は己の能力を諸民の中に顯せり、
16 爾は臂を以て爾の民イアコフ及びイオシフの諸子を援け給へり。
17 神よ、水は爾を見、水は爾を見て懼れ、淵は戰けり。
18 雲は水を注ぎ、黑雲は雷を出し、爾の矢は飛べり。
19 爾の雷の聲は穹蒼にあり、電は世界に閃き、地は動きて震へり。
20 爾の途は海にあり、爾の径は大水にあり、爾の蹟は測り叵し。
21 爾はモイセイとアアロンとの手を以て、爾の民を羊の群の如く導き給へり。
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