2023年05月28日 13:33
第82聖詠
1 歌。アサフの詠。
2 神よ、默す毋れ、言を出さざる毋れ、神よ、靜なる毋れ、
3 蓋視よ、爾の敵は騒ぎ、爾を疾む者は首を昂げたり。
4 彼等は爾の民に向ひて邪なる計画を爲し、爾に護らるる者に向ひて謀る、
5 彼等言へり、往きて之を諸民の中に滅して、イズライリの名の復記憶せらるることなからしめん。
6 彼等心を一にして相謀り、爾に向ひて約を結べり、
7 卽エドムの住所とイズマイル人、モアフとアガリ人、
8 ゲワルとアンモンとアマリスク、フィリスティヤ人とティルの民是なり。
9 アッスルも彼等に會せり、此等ロトの子孫の臂となれり。
10 求む、彼等に行ふこと、マディアム及びシサラとイアワィンとに、キッソンの流の傍に行ひし如くせよ、
11 此の輩アエンドルに滅されて、地の糞土となれり。
12 彼等の牧伯を待つこと、オリフとジフとを待ちし如くせよ、彼等の悉くの將帥を待つこと、ゼワェイとサルマンとを待ちし如くせよ、
13 此の輩曾て云へり、神の住所を奪ひて我が業と爲さんと。
14 我が神よ、願はくは彼等は塵の旋風に於けるが如く、藁の風前に於けるが如くならん。
15 火の林を焚くが如く、焰の山を焦すが如く、
16 斯く爾の暴風を以て此を逐ひ、爾の旋風を以て此を亂し給へ。
17 主よ、羞を彼等の面に盈てて、彼等に爾の名を求めしめよ。
18 願はくは彼等永く羞を被りて亂されん、辱しめられて滅びん。
18 願はくは爾獨主と稱へらるる者は全地の至上者なるを知らん。
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