2023年06月15日 14:10
第131聖詠
登上の歌。
1 主よ、ダワィドと其悉くの憂とを記憶せよ。
2 彼主に誓ひ、イアコフの有能者に約して云へり、
3 我我が家の幕に入らず、我が榻に登らず、
4 我が目に寝ね、我が瞼に眠るを容るさずして、
5 主の爲に處所を得、イアコフの有能者の爲に住所を得るに迨ばんと。
6 視よ、我等之をエフラフに聞き、之にイアリムの田に遇へり、
7 往きて彼の住所に就き、彼の足凳に叩拜せん。
8 主よ、爾及び爾が能力の匱は爾が安息の所に立てよ。
9 爾の司祭等は義を衣、爾の諸聖者は悅ばん。
10 爾の僕ダワィドの爲に、爾が膏つけられし者の面を轉ずる毋れ。
11 主は眞實を以てダワィドに誓ひて、之に背かざらん、曰く我爾が腹の果を以て爾の寶座に坐せしめん。
12 若し爾の諸子我が約と、我が彼等に誨へんとする啓示とを守らば、彼等の諸子も亦永く爾の寶座に坐せん。
13 蓋主はシオンを擇び、此を以て其住所とするを望めり、
14 曰く、此れ我が世世の安居なり、我此に居らん、蓋我之を望めり。
15 我其糧を祝福し祝福せん、餅を以て其貧しき者を饜かしめん。
16 我救を以て其司祭等に衣せん、其諸聖者は喜び悅ばん。
17 我彼處に於てダワィドに角を長ぜしめ、我が膏つけられし者の爲に燈を立てん。
18 我其敵に耻を衣せん、其冕は其上に耀かん。
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